私には原作至上主義なところがありまして。
たとえ公式が出しているものであってもアンソロジーは苦手で、なんならアニメさえも少し距離を置いて見てしまうんですよね。一応は見るんですけど。
でも、キャラクターデザインを手がけた方によるコミカライズは別なんです。
読む。めちゃくちゃ読む。
だから「遙かなる時空の中で6」の漫画も読みました。
順番的にはゲームをプレイしてから読みたいので、全ルートをクリアしてから読みました。
そうそう、あくまでもゲームが基盤だから、ゲームの内容をしっかり頭に入れたうえで読みたいんですよね。
というわけで全巻読破したので、その勢いで感想だったりを語っていきたいなと!
目次
漫画「遙かなる時空の中で6」1巻の感想
ざっくりとした内容
- 梓が黒龍の神子として召喚される
- ダリウスたちにさらわれる
- 有馬たちは神子を探す
- コハクを助ける
1巻のハイライト
有馬「洋服の下にあるものを見せろ」
ダリウス「君は俺の運命なんだから」
九段「神子の人相書きだ、一刻も早く捜してくれ」
だいたいゲームのメインストーリーに沿った内容でした。
う〜んダリウス様は漫画版もお麗しいことこのうえないですねっ
でも私が良かったなと思ったのは、梓ちゃんと有馬の関係性ですかねー!
会った瞬間から言い合いになってましたが、ゲームを攻略してる身としてはやっぱりお似合いだなと!
ふたりは否定しそうだけれど周りから見たら似た者同士っていうのが1巻からにじみ出ていて、そこが良かったです。
私はダリウス様が一番好きなキャラなんですが、梓ちゃんとのカップルとして見たら有馬との組み合わせが一番なんですよね。
あと虎のお風呂乱入イベントがあって笑う。
ゲームだと虎はすごく圧が強いけど、漫画のほうは性格がやわらかめに感じました。
あとあと、九段さんの人相書きがゲームよりひっどい!笑
漫画「遙かなる時空の中で6」2巻の感想
ざっくりとした内容
- 鬼側と軍が協力
- 千代に出会う
- 白龍の神子召喚の儀式
2巻のハイライト
有馬「有馬一だ よろしく頼む」
ダリウス「疑っているの?俺が鬼だから?」
梓「私、ダリウスのことが好きなのに」
2巻もやっぱり梓ちゃんと有馬の会話の雰囲気が良かったですね〜!
お互いに直球に何でも言い合えるところが良いっ
有馬はすでに梓ちゃんのこと気になっていそうな様子。
有馬のちょっと動揺する姿がね〜良いんですよね〜〜!!
そしてダリウス様ですね。梓ちゃんが自分のことを信用していないと思って怒りを見せました。
怖いよ!ゲームでもそうだったけど、ダリウス様の追い詰め方って怖いんですよ!
大人だけど子どもっぽいですよねダリウス様。
あと千代ちゃん。
千代ちゃんのキャラが結構ぶっ飛んでて良かったです。笑
可愛いし面白いっ
漫画「遙かなる時空の中で6」3巻の感想
ざっくりとした内容
- 宝玉破壊
- 監禁、からの脱出
- 軍の保護下へ
3巻のハイライト
コハク「今からおれが外に出してあげるっ」
秋兵「シベリアをどうぞ」
有馬「高塚は男じゃないだろう」
コハクは良い子っ
ゲーム1周目はコハクが良い子すぎて涙が出そうになりましたからね〜。
そして秋兵さんの目立った場面はもうここくらい・・・?笑
秋兵さんはとても好きなので、目立った場面がロミジュリの真似事くらいしかなくてちょっと切ない・・・!
あとはお父さん関連くらいかぁ。
そして3巻はなんといっても有馬と良〜い雰囲気になるところじゃないでしょうかっ
梓ちゃんのほうは違うけど、有馬がちょっと意識しているのが可愛くて可愛くて。
というか有馬さん赤面しすぎじゃない!?笑
意外とチョロいな隊長さん!でもそういうところも可愛くて好き。
漫画「遙かなる時空の中で6」4巻の感想
ざっくりとした内容
- 夏祭りでダリウスと再会
- 梓、大尉就任
- 有馬と夜会に向けてワルツの練習
- 有馬を助けに呪いの中へ
4巻のハイライト
ルード「ダリウス様をもう一度信じるんですっ」
ダリウス「ずいぶんと仲良くなったんだんね 梓・・・」
梓「失うわけにはいかない 有馬さんを・・・っ」
ルードくんの女装、ゲームではそこまで細かな描写はなかったけど、胸まで詰めてるのが・・・笑
ルードくんらしくないというか・・・いや、真面目に女装しようとしているあたりルードくんらしいのか。笑
あと、有馬との恋愛イベントが多めでしたね!
ワルツの練習と、凌雲閣の蛇神イベント。
恋愛イベントといっても、梓ちゃんに被害が及ばないように有馬が避け続けるイベントですけどね。
ダリウス様と有馬両方とモヤモヤ期なので、ちょっとじれったい気持ちになる4巻でした。
あっ、ラストの番外編は良かったですね!こういうのもっと読みたい〜〜。
ルードくん可愛すぎか・・・!
漫画「遙かなる時空の中で6」5巻の感想
ざっくりとした内容
- 蛇神と対峙、呪いから解放される
- 有馬、梓へ告白
- 黒幕判明
5巻のハイライト
有馬「俺はおまえのことが多分好きだ」
ダリウス「ずっと知りたかったことが知れて気が済んだかい」
秋兵「父が・・・?」
一番好きな巻ですね。
このブログでは何度も言っているんですけど、ダリウス様が一番好きだけれど有馬が一番萌えるんですよ。笑
だから有馬の告白シーンは悶えたよねえええ!!!
ゲームでも呪いの中でもっと有馬と甘い時間を過ごしたかったーーー!
もしかしたら私は有馬が一番好きなんだろうか・・・。
関係性がさ、有馬とのほうがいいんですよね。
どうしてもダリウス様とは煮え切らない曖昧な時期が長いから、見ている側としてはモヤモヤとしてしまうんですよ。
ダリウス様は子どもみたいだし傷つきやすいから、放っておけないのはよくわかる。
でも有馬とくっついてほしいっ
ふたり以外だと、気になるのは秋兵さんですねぇ・・・。
秋兵さんとのイベントがもっとほしかったっ
漫画「遙かなる時空の中で6」6巻の感想
ざっくりとした内容
- デモンストレイション
- コハクの記憶が戻る
- ダリウスと仲直りしにいく
6巻のハイライト
村雨「結実なき花のリーダーは俺だ」
コハク「おれの身元少しわかったんだよね」
梓「ダリウスに会わなきゃ」
6巻はもうメインストーリーオンリーという感じでしたね。
村雨さんは本当に本筋にしか関わらなかった感じでしたねーー。
甘いイベントほしかったけど、しょうがないかぁ・・・。
制限があるのか、無理くりコハクのイベントも挿入した感じに思えましたね。
まあ、大好きなキャラがわちゃわちゃしているのを見られるだけでも漫画はとてもありがたいんですけど!!
漫画「遙かなる時空の中で6」7巻の感想
ざっくりとした内容
- ダリウスと仲直り
- 蛇神との最終決戦
- 梓は異世界に残る(ダリウスと有馬どっちと結ばれたか不明)
7巻のハイライト
ダリウス「俺は梓を手放したくない」
有馬「高塚はお前を・・・」
梓「私は共に見守り続ける道を選んだ」
ラストは完全にダリウスルートでしたね!
この流れだと、最後に梓ちゃんと結ばれたのはダリウス様なのかなぁと思わざるを得ませんっ
逆に有馬エンドの可能性はあるのか・・・!?
表紙だってダリウス様じゃないか・・・!いやダリウス様は好きだけどっ
最後くっついたのはどっちなんだろう?
最後、梓ちゃんとくっついたのはダリウス様なのか有馬なのか、どちらかわからない状態でした。
想像にお任せ、という感じでしたね。
私の考えとしては・・・くっついたのはダリウス様っぽいなと。
だって後半〜ラストは完全にダリウス様ルートに乗ってましたからね。
有馬ルートのイベントにもこれまでページはそこそこ割かれていましたけど、ラストのあの流れで有馬に行くのは不自然な気がしますし・・・。
それに梓ちゃんの心情描写からしても、なんやかんやダリウス様に最初から最後まで心惹かれていたように見えました。
有馬に対しては、尊敬こそしているものの恋愛感情を抱いている様子はなかったような・・・?
いやでも、ことが目の前に近づくまでは気づかないと梓ちゃんが言っていたし、無自覚で有馬に傾いていたというのもありえる・・・。
個人的な希望としては有馬とがいいなぁ。
有馬と梓ちゃんのほうがお似合いに思えてしょうがないんですよね・・・。
ダリウス様とのカップルはファンタジー感が強くて美しいけれど、有馬とのカップルは現実的でお似合いで萌えるんです・・・!
まあ読者の想像にお任せってことで私は有馬と結婚したんだって思うことにしますね。
漫画「遙かなる時空の中で6」全巻読み終わっての全体的な感想
全体的な感想を書くとだいたいこんな感じ!
- 絵が美麗すぎる
- 有馬とダリウス以外のキャラとの絡みがもっとほしかった
- ラストは個人的に微妙かも
1はもう文句なしの美しさで満足度が高かったです!
というかもはや「遙か6」の登場人物を拝むために読んでいたようなものです。
2について・・・やっぱりほかのキャラとの絡みが見たかったなぁ。
ダリウスと有馬以外のキャラが本当に出てこない・・・!いるだけという印象でした・・・。
まあ、秋兵さんや村雨さんは本筋に関わってくるからフィーチャーされる部分はあるものの、ルードくんや虎、九段さんあたりはほぼ空気だったような・・・。
しょうがないのかもしれませんが、それぞれのキャラごとに深堀りがあればなぁと思いました。
ダリウスや有馬以外のキャラが好きな人にとっては寂しい感じになってると思います。
最後、3ですね。ラスト・・・というか最後のほうは好みじゃありませんでした。
漫画に関する事情はよくわかりませんが、ストーリー後半の駆け足っぷりからするに巻数に制限でもあるのでしょうか・・・ちょっと急ぎすぎ感がありました。
唐突感が否めず、あまり気持ちのほうが展開の速さに追いつけなかったといいますか。
何より最後、梓ちゃんがダリウスと有馬どっちと結ばれたのかは読者の想像にお任せっていうのが微妙でした。
もうあの流れならダリウス様じゃないか・・・と思っちゃうんですけどね・・・。
個人的に映画とか何でもそうですが、読者にお任せという結末がスッキリせず苦手なんですよねぇ・・・。
それよりは賛否両論あれどハッキリと結末を見せてくれるほうが好き。
ネガティブな感想が多くなってしまいましたが、これは私がもっとキャラと梓ちゃんとの交流が見たかったという思いが強かったからだと思います。
ストーリーをざーっと追っただけ感に、申し訳程度のゲームにあった個別イベントをつけただけ感。
そこがう〜んと思ってしまいました。もっと世界観にどっぷりと浸かっていたかったし、まったりと読みたかったな。
繰り返しになりますが、水野十子さんの絵柄はとても美しいです。キャラが動いているのを見るのも楽しいです。
ただ、攻略キャラとの交流よりもストーリーを終わらせることがメインで物足りなさを感じるというのが、率直な感想でした。