切ないストーリーが多い「遙か」ですが、譲くんは結構印象深いですね。
たいていの場合は登場人物が死亡してしまったらすぐに時空を超えますが、譲くんは死亡から時空跳躍までわりと長いですからね・・・。
譲くんが特別好きというわけじゃない私ですら、悲しくてじんわりきてしまいましたね。
あと譲くんの場合は望美ちゃんのことをもともと好きっていうのも切なさの原因かなと思います。
ありのままを望美ちゃんに伝え、その後ぎこちない関係になったまま死んでしまうから・・・。
というか、あの譲くんが思いを伝えるシーン、久しぶりだから忘れてたけどビビった。結構いろんな意味で譲くんルートはヘヴィだなと思いましたね。
ということで「遙かなる時空の中で3Ultimate」譲ルートの感想です。
目次
「遙かなる時空の中で3Ultimate」譲ルート感想
譲くんルートは全体的に重たいですね〜!
まあ、みんなそれなりに抱えているものが大きいんですけどね。
でもやっぱり一度死ぬ運命をたどるキャラは重たさが増します!
死の予知夢
譲くんの夢見がよくないという話は、共通ルートで聞くことができますが、譲くんイベントを進めるとその内容がわかりますね。
その夢というのが、自分が死ぬ夢。
もっというと望美ちゃんをかばって自分が死ぬ夢だから、望美ちゃんが死ぬ夢ともいえます。
譲くんは星の一族の血を引く・・・そして星の一族には未来予知能力がある・・・譲くんがたびたびつらそうな顔をしていたのはそれが原因。
乙女ゲーあるあるだと思うんですが、そういう攻略対象キャラの苦悩を知ると、クリア後に新たなキャラを攻略することに罪悪感わきませんか・・・
「遙か3」はPS2時代に全員攻略してるから、とくに譲くんやリズ先生、敦盛さんあたりには「ごめんね」という気持ちで順番に攻略してます・・・!
譲くんの気持ち
すっかりこのシーン忘れてたのでビックリしました。譲くんが望美ちゃんに思いをぶちまけるイベントです。
神子だから我慢してるけど、本当は誰も望美ちゃんに近づけたくないとか、近づく人はみんな葬ってやりたいとか、少し黒い本音を言うんですよね。
もともと主人公に対して好意的な設定のキャラはよくいますが、ここまでの感情を持っている人物ってそういないような。
嫉妬深く、独占欲がかなり強いんですよね。
こう言っちゃあなんですが・・・譲くんって結構重たいタイプですよね。
まじめなキャラだからよけいにそう感じてしまう。
そこまで望美ちゃんを想っていると思うと、やっぱりほかのキャラを攻略するのが申し訳なくなるなぁ。
譲くんの死
扇を弓矢で射抜くシーンはよく覚えてます。
扇の的は清盛の罠で、望美ちゃんをかばって譲くんは死んでしまうんですよね。
そして冒頭にも書いたように、譲くん死亡後もすぐに時空を超えるんじゃないんですね。
逆鱗は破壊されてしまったから。
望美ちゃんが譲くんの死に悲しんだり、記憶を回想したりしている様子を見ていると、こっちもうるっときてしまうんですよ。
「遙か3」って恋愛描写はあっさりとしていますが、キャラ個別の物語は丁寧で厚みがあって揺さぶられますね・・・。
からの運命上書き
譲くん死亡後もすぐに時空跳躍せずに物語が続いていくから、いざ時を超える瞬間は熱くなります。
一度逆鱗が壊れてもう運命上書き不可と聞いたときは絶望感しかなかったですね。
でも逆鱗が修復して時空を遡ることに成功。
ここがもう感動なんですよ・・・。
譲くんに会って抱きつく瞬間は本当に泣けるんです!
ほんとね・・・ちょっと前のイベントでは「譲くんの愛重たいな!なんでこんなに嫌味なこと言われないといけないんだよ〜〜〜」とか思ったんですけどね・・・。
こんな感動的な再会を見ちゃったら全部許す。
そういえばここのスチル変わった・・・?
PS2のときはもっと遠くからふたりを写す感じのスチルだったような覚えが。
リメイクで情熱的な印象になりましたね。
現代ENDへ
死の運命を回避し、敵を倒して元の世界へ戻る。
終わり方としてしっくりくるし、きれいな結末だなと思います。
個人的に譲くんルートは萌えとかときめきよりも、譲くんが救われて良かったなぁという気持ちが大きいですね。
だって子どものころから望美ちゃんのことを想ってたわけですから。
ようやく報われたんだなぁって。
ただ譲くんの望美ちゃんへの愛を知ってしまうと、次ほかのキャラに行くのが申し訳なくなるという弊害が生まれます!
「遙かなる時空の中で3Ultimate」譲ルート感想
正直にいうと譲くんはPS2版をプレイしたときも、リメイク版をプレイした今もときめくことはありませんでした。
もとより「遙か3」に甘さはほぼないし、何よりもストーリーがシリアスだから。
内容が重たいから、甘さよりは無事戦いを終えてふたりが幸せになったことへの感動のほうが大きいんですよね。
譲くん、報われて良かったな〜と。涙を誘うルートでいえばトップクラスですね。