キャラクターのビジュアルを見て好みの人物がいないなと思うのはいつものこと。
いいんですよ、「ときメモGS」の良さってビジュアルじゃないから。
攻略していくうちに好みのビジュアルじゃなくてもどっぷりハマっていくんです。
そしたらもう最初はいまいちだと感じたビジュアルさえも愛おしくなってくる。
「ときメモ」ってそういうもの。
そしてこの「ときめもGS4」もやっぱりそう。
安心安定のいつもの「ときめもGS」って感じでした。すごく楽しいし、何よりキュンキュンする!!
目次
「ときメモGS4」感想・プレイレビュー<良かったところ>
前置きはこれくらいにして、「ときメモGS4」の感想を書いていきます。まずは良かったと感じたところから。
いつもの「ときメモGS」で安定の面白さ

変わらなさすぎて10年のブランクを全然感じなかった
悪く言えば代わり映えしない、マンネリなのかもしれません。
でも、私は変わらない「ときメモGS」が好きだから大満足でした!
パラメーターを上げつつデートをこなして親密度を上げていくおなじみの進め方に・・・
攻略対象キャラの好みに合わせたファッションアイテムを入手していくのもあいかわらず。
そしてやっぱり服がダサめなのもいつものこと!
デート先で相手が喜びそうな選択肢はどれか悩むのもいつもの「ときメモGS」って感じ!
こんな感じで、本当にいつもとおんなじ「ときメモGS」です。
爆弾処理がなくて快適!!

放置しすぎたらついたりするのかな?
「ときメモGS」シリーズは前作でさえ10年前だからあんまり覚えていません。
ただ、爆弾の処理がすごく面倒だった記憶はあります。
やらないといけないことは多いのに、爆弾のせいで貴重な1日が消滅するっていうね。
そこがわりと億劫だったのですが、「ときメモGS4」には爆弾がないみたいです。
(まだ一人目をクリアしたところなのでたまたま爆弾がつかなかっただけかも?)
ちゃんと狙ったキャラにだけ集中できるのは良いですね。
罪悪感と不器用さのせいで一途プレイしかできない体質だから、そういう意味でもこれはよかった!
<追記>やっぱり爆弾要素はあるっぽい。一途プレイしかしてないからまだゲーム中に確認したことはないです。
絵がきれい!ぬるぬる動く!!

動きがなめらか
乙女ゲームでこんな表現するのはおかしいかもしれないけれど・・・
すごい高FPS感がある!!なんだこの60FPS感!!
ぬるぬるキャラが動くんですよね!笑
立ち絵がぬるぬる動くから、いつもどおりの「ときメモGS」だけどすごく新鮮に感じられます。
表情も結構変化するし、リアクションがいちいち楽しい〜。
ときメモはキャラとの距離が縮まっていく様子がはっきりと感じられるから、よりコロコロと変わる表情や動きが楽しいですね。
難易度もちょうどよい感じ?
とくに王子キャラについては、要求ステータスが高いせいで毎作パラメーター上げが大変だった記憶があります。ルカはそうでもなかったと思うけど・・・。
なので1発で狙ったキャラの告白ENDが見られなかったこともしばしば・・・。
ただ、本作「ときメモGS4」では初回でメイン王子の風真くんENDが見られたから、難易度はゆるめかも。
個人的には、多少パラ上げミスってもゴールできる程度の難易度が嬉しいので、本作の難易度はちょうどよさそうだと感じました。
難しいほうがゴールしたときの達成感が大きいのはわかるんですけどね・・・!
でもキャラにドキドキするより、「ちゃんとキャラが来てくれますように!」と違う意味でドキドキするのはもはやなんのゲームしているのかわからなくなるから!
好きな人には申し訳ないけど、尽や遊くんENDはややトラウマなので。笑
だから1発で狙ったキャラのエンディングが見られる本作は難易度ちょうどよかったと思う。
大接近モード!あるよ!!

リアルのデートよりときめく!!
「ときメモGS」シリーズの醍醐味ともいえる大接近モード、今作にもありました!!
私はPS2のころは未プレイで、DSから「ときメモGS」に入ったんです。
で、そのDS時代の「ときメモGS」での目玉システムが大接近モードだったと記憶しています。
これが最高のシステムで・・・ちゃんとSwitchの本作にもありましたよ。
セリフが絶妙なんですよね。顔がゆるみまくってしょうがないです。
小悪魔マリィに翻弄されるキャラたち最高。これで付き合っていないってどういう関係なんだろ。
それにしても・・・
ギリギリピュアのラインを攻めるセリフってなんであんなにときめくんでしょうね・・・。
キャラのモノローグが見られる!

独白って個人的にすごくときめく要素
攻略を進めていくと、そのキャラのモノローグがアンロックされていくんです。
これ、個人的にはめちゃくちゃ好きなんですよね。
というか前作にもあったんですけど、やっぱりこのパートの良さは伝えたくて!!
私、キャラが主人公に直接愛をささやくよりも、独白で主人公への募る想いを語るシチュエーションが大好きで・・・!
主人公に対する好きが高まる一方で、悩みや葛藤で気持ちは揺れまくる。
あの切ない心情がたまらなく良くて。
大接近モードとこのモノローグパートだけで元取れましたね!笑
まあ、思い悩むキャラクターとは逆に、主人公はあいかわらず鈍感っぷりを極めていますがね!
いつものことなのでわかってはいたんですけど、個人的には主人公側ももうちょっとキャラにときめいたりしてほしいなとは思います。
キャラだけが舞い上がっているだけに見えちゃうからね・・・。
「ときメモGS4」感想・プレイレビュー<気になったところ>
次に、「ときメモGS4」で気になった点を書きます。
キャラデザはもっととっつきやすくしたほうが良さそう
「ときメモGS」のキャラデザって癖が強いんですよね。
すでに過去作をプレイ済みの人なら、「ときメモGS」の魅力ってビジュアルじゃないことはわかっていると思うので問題なさそうなんですが・・・
まったく「ときメモGS」をしたことがない人からしたら、とっつきにくいのではと感じてしまいます。
推察でしかありませんが、ビジュアルで敬遠してしまった層もそれなりにいそうな気がして。
過去作プレイ済みの私ですら、ビジュアル公開時点では風真くんくらいしかパッとしないなと思ったくらいですから。
乙女ゲーってキャラデザの重要度高いですし、そろそろ万人受けするデザインにするべきじゃないでしょうか。
私は嫌いじゃないし、なんなら攻略した後はそのビジュアルすら愛おしく思うタイプ。
ただ、「ときメモGS」シリーズを今後も続けてほしいから、新規で手に取る人も増えてほしいんですよね。
そのためには、時代に合わせたキャラ作りをしないといけないんじゃないかと!
多くのファンは、時代の流れを汲んだ変化なら受け入れる覚悟ができていそうな気がしますし・・・。
良いところは残しつつ、古くさいところは進化していってほしい。内容は良いのに、外見で損している感が否めません。
大接近モードはスキップできたらいいのに
大接近モードはすごく好き。
だけど、ひととおり大接近モード後の会話が聞けたら、どうしても作業感が出てくるんですよね。
どれだけ推しキャラだったとしても、毎回スキップできないのはしんどい。
好きなキャラとのデートにわずらわしさを感じないためにも、これはスキップさせてほしかったです。
とくに1年目から良い感じになれるキャラとだと、何度も大接近モードをやる必要が出てくるから。
イベント回想したい

スチルの鑑賞はできても、そのときのイベント再生はできない
最近はどの乙女ゲームにもたいがいイベント回想システムがあると思うのですが、「ときメモGS」はやっぱりありませんでしたね。
あるのはスチルとモノローグ、エンディングの鑑賞モードのみ・・・。
だから見たいイベントがあったら、そのイベント直前のセーブデータをロードして見ないといけないってこと。
セーブデータを上書きしちゃってたら、そのキャラをもう一度攻略しないといけなくなります。
これがね〜〜イヤなんですよねぇ。セーブデータ欄がごちゃごちゃするのも気になるし・・・。
しかもそうまでして見るかといわれると、見ないですし結局。
イベントくらい気軽に鑑賞させてほしいです。あと大接近モードも攻略済みのキャラはさせてほしい。
ヒムロッチのスキンシップレッスンはいいから大接近モードでしょうそこはっ
ゲームの内容自体はすごく良いけど、このシステム周りは前作から進化がないですね。一昔前の乙女ゲーム感があります。
クイックセーブ&クイックロードがほしい

自室でしかセーブ&ロードできない
過去作でも不満に思っていたような記憶があるんですが・・・会話中でもいつでもどこでもセーブ&ロードできる機能がほしいなって。
「ときメモGS」以外の乙女ゲームはネオロマくらいしかしないので、ネオロマ脳なのかもしれません。
ただ、会話中でもセーブ&ロードできる乙女ゲームに慣れていると、自室でしかできないのが不便に感じますね。
「ときメモGS」って微妙にデート時の選択肢が難しいから、とくに強く思うんです。
一番ダメな選択をしてしまったら、やり直したいとしても一度デートを終え帰宅してからでないとロードできませんからね。
なので、すぐにやり直しができるシステムがほしいなと。次回作があるのであれば実装してほしいところ!
「ときメモ」はとくにセーブ&ロードを頻繁に繰り返すと思うから、システム周りの快適さは結構大事。
操作性があんまりよくない

購入ボタンが最初わからなかった・・・
操作性はあんまり快適じゃない気がしました。
まっさきに思ったのが、テキストスキップ機能がないこと。1周目を終えても、Aボタン連打でページ送りしないといけないようです。
Lボタンを長押しすることでスキップすることができました。気づくまでに時間かかった・・・。
あとは、細かいけど買い物時のコマンド操作のしにくさも気になりました。
さらにめちゃくちゃ細かいところでいうと、Bボタン連打で操作の取り消しや元の画面に戻るアクションができれば快適だなと。
「ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart」感想プレイレビューまとめ
気になったところは諸々あるけれど、個人的には安心安定の「ときメモGS」で大変満足な内容でした!
繰り返しになるけど、「ときメモGS」の良さってキャラのビジュアルじゃないんですよねやっぱ。
キラキラした学園生活を体験させてくれるのが良さなんですよ。
高校時代に体験できなかった甘酸っぱいアクティビティを味わわせてくれることこそが「ときメモGS」の魅力。
だからゲームをしているというよりは、甘く淡い夢を見ているようなもんですね!!
シミュレーションゲームだからキャラごとのストーリー自体はあっさりしている。
けど余韻はすごい。
微妙だと感じたキャラデザも愛おしく思えてくる。
「ときメモGS」って唯一無二の魅力があるゲームだなって思います。
大好きだからもうちょっと短いスパンで新作出してほしいなぁ。